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活動状況
グリーンツアー
◆稲刈り体験ツアー実施報告

 6月の田植えに続き、白鶴酒造株式会社のご協力を得て、主催白鶴酒造、共催NPO法人日本食育協会の「稲刈り体験ツアー」が10月19日(日)に兵庫県で行われ、秋晴れの下、親子連れ29名の協会会員が参加しました。
当日は、全体で100名もの参加者が、農家の方から稲刈りの手順の説明をうけ、3グループに分かれ、いっせいに稲刈りをしました。
稲刈りの後は、大人は、茹でた地元の「黒豆」をお腹いっぱいいただき、子どもたちは、「木工教室」でどんぐりや松ぼっくりや木の枝を利用し、思い思いの作品を作り、秋の一日を親子共々楽しみました。
尚 来春には、稲刈りした「白鶴錦」で造られる新酒を参加された方に送られるとのことでした。白鶴酒造さま、有難う御座いました。

田植えに続き、稲刈りにも参加された会員の鈴木薫さんから写真付きで寄稿頂きました。

「白鶴錦」稲刈り体験に参加しました。

平成20年10月19日、よく晴れた日曜日。小春日和というよりも「常夏日和」という方が良く似合う、稲刈りには少々天気が良すぎ、日射病や熱射病(?)に気をつけながら作業を行いました。
我が日本食育協会からは、長野理事をはじめ、30人程度の会員とその家族が参加しました。田植えのときと同様に、子ども達もたくさん参加してくれました。
  
東安田集落会館で着替えをし、稲刈りの手順の説明を受けます。@地面からこぶし一つ分上の位置で、稲を握り、鎌で地面近くを一気に引き切るということでした。力のない子供は一気に切らず、のこぎりのように徐々に切っても良いとの事。A3株分を1束で、それを4束にしたら、わらで縛ります。B縛ったものを、稲木にかけて天日干していきます。
  
我が日本食育協会は、子どもが多く、刃物を使うということと割と力のいる作業であったせいか、他のグループよりも多少遅れ気味ではありましたが、地元の方々のご協力もあり、なんとか担当の田んぼを刈り終えることができました。稲の刈り進むにつれ、逃げ場を失ったカエルやバッタが飛び出し、稲刈りそっちのけで、追いかけまわして楽しむちびっ子も大勢いました。
  
お昼ごはんの後、子ども達は、地元の方々に木工細工の手ほどきをうけ、各々自由な発想で、作品をつくりました。
  
その頃、大人たちは田んぼの横の畑で作っている「黒豆」の枝豆をゆでてもらい、食べていました。収穫してすぐにゆでているので、新鮮で甘みがあり、しっかりとした豆の味がとても美味しかったです。黒豆は自分たちで畑から収穫し、お土産として持って帰りました。
  
今回刈った稲の種類は、『白鶴錦』(はくつるにしき)という、白鶴酒造が作った酒造米です。普通に炊いて食べるご飯ではありません。稲を干して、脱穀して、米を磨き上げて、それからお酒の仕込み作業になります。稲刈りよりもこれからの作業に時間がかかるとは思いますが、お酒になって私の口に入ることをすごく楽しみにしております。
とても暑い中、皆さんよく頑張りました。その後のお身体の具合はいかがでしたか?
また来年の田植えでお会いしましょう。


◆1泊2日西蔵王高原食育五感ツアー
 (評議員で企画委員会の斉藤隆彦様と普及-広報委員会の沼澤様のお世話になりました。)

実施日時:
 2008年9月27日(土)〜28日(日)
場所:
 ログハウス三百坊 (山形県山形市土坂555−1)電話023−633−3555                     オーナーの神保さんは、有機栽培にこだわる農家。http://homepage3.nifty.com/300bou/
募集人員:
 大人男性5名(内東京から3名)、女子中学生1名の6名。
活動内容:
 前日からの雨が降り続いたため、予定のスケジュールを一部変更。
 1日目―ログハウス三百坊に13:00に現地集合。
 最初に神保さんの鴨の有機栽培の水田に行く。子鴨を田植え時には6羽放し、カラスや野禽に食べられないように、水田をネットで完全に覆いつくしたが、稲刈り時には、1羽もいなくなっていた。生きることは、自然の中では大変厳しいことを実感。
 神保さんから鎌の使い方等の説明を受け、雨中の稲刈開始。
 
刈った稲束をお天道様に1ヶ月ほど乾燥させるとお米の本当のおいしさが味わえるとのこと。今は、大半が農協で機械乾燥している。稲刈し直ぐに市場で売られるのは、機械乾燥の新米との説明を受け、納得。
 その後食用菊や枝豆等栽培されている野菜畑を見る。本来はその野菜を使い、夕食の1品を作る予定であったが、今回は取りやめることにし、自由時間へ。標高700メートルにある三百坊の目の前には、天気がよければ霊山の龍山がそびえ、又月山等の山々や山形市内が見渡せるはずであるが、今日は雨の中視界悪し。ログハウスから徒歩1〜10分の大昔の僧坊の名残である石の三百坊鳥居や西行法師の歌碑等の歴史遺産、大山桜の名所、山形市の牧場を見る。
雨中ながらさわやかな空気を胸いっぱい吸いながらの散策は体が軽くなって楽しい
 夕方 全員で、近くの別荘オーナーのご好意で源泉かけ流しの温泉を楽しむ。雨のためか露天風呂は温度が低く一度入ったらなかなか出られないが、内風呂でゆっくりくつろく。
 夕食は、三百坊特製の山菜や岩魚の塩焼や米沢牛のステーキも出て食事バランスのよい料理を堪能。
 食事後のキャンプファイアおよびNPO法人小さな天文学者の会(山形大学理学部内)の協力を得て行う予定の「天体望遠鏡を使い、満天の星を観察し、自然と人間の関わりを考える。」は雨のため、中止。急遽、白鶴酒造さんの糖質65%と50%オフのカロリーの少ないお酒をいただきながら、神保さんも加わり、皆さんで「食育」のあれこれをお話しました。
 2日目―07:30頃朝食。
 朝食後、小雨のばらつく中、栗林で栗拾い。一面下草を刈っただけの自然の栗林は、秋たけなわ。30分で持てないほどの栗を収穫しました。
11:00頃から山形で有名な芋煮会(地産地の昼食)の準備に取り掛かりました。先ずは、火おこし。ぬれている小枝なので、なかなか火がおきない。ボーイスカウトOBの斉藤さんが、悪戦苦闘の末、1時間後に火熾しに成功。煙で目は真っ赤。飯ごうを支える三叉の木も鋸で作り、料理に掛かる。芋煮の味は、醤油で取り、牛肉とサトイモをいれる。食事が始まる頃は、雨も上がり、苦労した分、おこげの飯盒飯も、芋煮のお味にあい、大変美味でした。
 
昼食後、五感を久しぶりに使った心地よい疲労を感じながらハッキリ見えてきた山々を後に、散会しました。

●今回の食育五感ツアーのお世話をしていただきました当協会評議員会・企画委員の齋藤様に寄稿していただきました。


西蔵王高原 食育五感ツアーに参加して

    上級食育指導士・評議員・認定食育講師   斎藤隆彦


 当日は、例年に比べ気温の低い2日間で、雨天の為一部スケジュールも変更となり
ましたが、中学生の娘にとりましても得難い体験ができました。
一日目は食育に関心を寄せるオーナーの神保さん(大変前向きで明るい方です。)の
指導で稲刈り体験をしました。カルガモ農法で栽培した稲なのですが、肝心のカルガモが
見当たらず、尋ねてみましたところ数日前に狐などに食べられたとのこと。
気を取り直し、先ず1人10本ほど稲束を作り、それを旧来の方法で天日干しにしました。
その後、広大な畑に案内して頂き、各種の旬野菜を見学しました。
 宿泊先は三百坊という場所で、平安時代には僧坊がたくさんあったという歴史ある所で
かの西行法師が2度も立ち寄ったといわれています。5月になれば桜の名所になり、車の列が絶えない場所だそうです。西行が見たという桜(大山桜)も現存していました。
近くに句碑もあり、誠に味わい深いものでした。

「たぐいなき 思いいではの 桜かな うすくれないの 花のにほひは」 西行法師
 
 夕食はオーナーの手料理で、旬の食材を使った芋煮や米沢牛など豪華なものを戴きました。そして満腹になったところで自然につつまれ就寝。ログハウスにテレビやラジオがないのもまた良いものでした。
 二日目は、朝食後にオーナー所有の栗畑で栗拾いをしました。たっぷりの量を収穫し
焼き栗にしたり、そのまま味わうこともでき、娘も生栗を食べる経験をして喜んでいました。小雨の中、10時頃から山形名物の芋煮会を始めました。先ず石を組んで火を熾すのですが、自然にある薪を利用する為、湿った状態でかなり苦労しました。一時間くらいかかってやっと火が安定し、飯ごう飯と芋煮が完成。苦労した分おいしさも格別で親子して
おかわりした美味しい昼食でした。全て合理化された食事と自然にあるものを利用しながら作る食事の違いを、娘も身をもって実感できたことと思います。
 今回は参加者が少なかったのですが、次回につながるよう反省点を活かし工夫していけば、より充実したものになると思います。夏休みやゴールデンウイークなどに開催できれば、全国のみなさんに体験していただける素晴らしいツアーだと思います。
是非、参加してください!
                               平成20年10月19日

イタリア究極のスローフード食育研修旅行実施報告

イタリアスローフード協会のメンバーで、イタリア通の長野美根理事を団長に、イタリアに留学し新宿のイタリアレストラン・オウナーシェフの齋藤克英様にコーディネーターをお願いし、2年に一度開催される「食の祭典サローネ・デル・グスト」の視察を中心に、研修旅行を行ないました。長野団長からの報告を掲載致しますので、是非ご一読下さい。

間:

 2008年10月21日(火)成田出発〜27日(月)帰国

イタリアにおける食育のかたち「食の祭典 サローネ・デル・グスト」

現在、日本でも「食育」という認識の高まりとともに「スローフード」という言葉がようやく浸透してきました。日本には国土に6割以上の山間部や多くの島々があり、多様な風土にそれぞれの食生活、嗜好、気候に適した豊富な食材、調理法が根づいていますが、現在、国民全体に本来のあるべき食への関心が薄れ、わが国の優れた食習慣や食文化の伝統や伝承が失われつつあります。
こうした美味しくバラエティ豊かな地域の食を担い手とともに守っていく、食を楽しみながら、人が豊かに、そして平和に生きていくうえで欠かすことができない「食の喜び」を取り戻そうという事が、「スローフード」の根底にある考え方です。
スローフード運動は1986年イタリアピエモンテ州の田舎町ブラから始まりました。

「スローフード」の指針
@ 消えゆくおそれのある伝統的な料理・質のよい食品を守る。
A 質のよい素材を提供する小生産者を守る。
B 子どもたちを含めた消費者全体に味の教育をすすめていく。

「スローフード」の啓蒙
イタリアスローフード協会の主催により、国際的なスローフード大会(サローネ・デル・グスト)が、2年に一度(偶数年)開催されています。第一回のサローネ・デル・グストは1996年に試験的に実施されました。2006年開催された第6回の大会では来場者も17万を超えました。今年2008年、第7回のサローネ・デル・グストはイタリアのトリノで10月23日から27日までの日程で開催されました。私自身は2002年からこのスローフード大会への出席が恒例となり、今年4回目の参加になります。今回は私が理事を勤めている、NPO法人「日本食育協会」主催の「スローフード大会食育視察ツアー」として参加しました。
 会場はトリノにある見本市会場(リンゴット)で、もとはイタリアを代表する自動車会社のフィアット社の工場だったところです。会場に入場するためには当日にチケットを購入するか、スローフード協会のホームページからインターネットで事前登録をすることができます。しかし、事前に登録をしてあったのにもかかわらず、会場に入るために長い列に小一時間ほど並びました。周囲にいる人達にどこから来たのかを聞いてみますと、もちろん地元周辺の方も多いのですが、ローマ、ベネチア、ボローニャ、あるいは南イタリアのプーリア(イタリア地図の靴のかかとにあたる地方)などイタリア各地から来ていることがわかりました。なお、会場内はたいへん広く、会場案内図を見ながらの視察になります。

 このイベントでは、イタリア各地からのチーズ、ハム・ソーセージ、オリーブオイル、野菜、果物、パスタ、などの農産物や各地に伝わる伝統的な菓子、惣菜類、あるいは水産物などが広い会場いっぱいに展示され、即売もされています。
ワインを扱っているコーナーでは、別料金を支払い、首からさげるワイン用の袋とワイングラスがもらえ、これで試飲をします。(このワイングラスとスローフードのロゴが入った袋は持ち帰りができます)
 また、世界のあらゆる地域の素晴らしい食品の質や真価を知る意味で、世界各地からも展示があり、海外ブースが設けられています。日本からも出展があり、寿司、日本酒、漬物などが見られました。最近は発展途上国からも展示があり、民族色豊かなコーナーもありました。
2006年のサローネ・デル・グストより、会のコンセプトとして、生産者と消費者を結ぶ“おいしく やさしく 公正な”という哲学的なキーワードが提唱されています。また食品購入の際に積極的役割を果たす消費者〜つまり質の高い食品に働きかけ、それをよい方向へ導き、支えることができる消費者〜を共生産者と呼んでいます。
参加者はそのような自覚のもと、自らの味覚を鍛え、磨くと共に、食品の味を構成する“おいしく やさしく 公正な”という観点から、実際にその食品を試したり、判断したりする訓練の場として、展示ブースを回り、味覚のワークショップでさまざまな食との出会いを楽しみ、体感するのです。
 イタリアの主要な生産物である、チーズ、パスタ、生ハム、サラミ、オリーブオイル、チョコレートなどはそれぞれがまとまって出展をしています。参加者はこれらのブースで試食をしたり、その場で購入をしたりすることができます。
生ハム・サラミのブースでは、イタリアの幻の豚といわれて話題の「チンタセネーゼ」もありました。この豚は肩などに白いバンドのような線が入っている黒豚で、イタリアのシエナ原産です。養豚場のような狭い場所では飼育が難しく、また育つまで時間がかかるので一時期は絶滅寸前まで個体数が減少してしまったそうです。この豚はたいへんおいしく、またHDLコレステロールが多く含まれているとも聞いています。
このように栄養的な面からも優れた食品を実際に味わい、味覚を磨く貴重な機会として、あるいは生産者との結びができる機会を来場者に提供するわけです。

サローネ・デル・グストにおける食育プログラム
このサローネ・デル・グストには「マスター・オブ・フード」という大人向けの食育講座があります。これは野菜や果物・アルコール・調味料など24種のコースからなる講座です。今回は事前の講座予約がいっぱいで参加できませんでしたが、2004年に地方に伝わる伝統的なパンについての講座に参加したことがあります。パンといっても各地方によって作り方も形も違い、結婚式など特別のときにしか食べないという貴重なパンの紹介もあり、たいへん興味深いものでした。この講座では紹介されたパンを試食することもできました。
さらに今回は新しく、日常食べる食事について、食材の選び方・食品表示の読み方、その地域で採れた、旬のナチュラルな食材の選び方などを学ぶ講座も設けられました。消費者が主体的に食品を選び、購入できる事を目指しています。
大人だけでなく、高校生向けの「マスター・オブ・フード」食育講座も開催されています。
なお、大人向けのイベントとして、会場内だけではなくトリノ市内及びピエモンテ州にあるレストランでの晩餐が楽しめることも大きな特典です。このように市内のレストラン等との連携も含めて、食を楽しむという点でも啓蒙を推進できる大きな機会です。
あらかじめ予約が必要ですが、地域の特徴のある料理とワインが楽しめます。レストランは各地方のイタリア料理だけではなく、ドイツやオーストリアなど、様々な国の料理も賞味することができます。中には星付きのシェフがいるリストランテなどもあります。
前回のイベントに参加した時には、トリノ市内から電車に乗り、タクシーで会場のレストランに行きました。昔の大きな農家を改造したような趣のあるレストランで、饗される料理はたいへんおいしく、また、ワイナリーも後援をしている為、ワインも充分に楽しむことができました。
2008年の新しい食育イベント企画としては、Pensa che mensa(ペンサ・ケ・メンサ)がありました。これはスローフード協会が考える学生食堂および社員食堂です。来場者は予約することでこの食堂のランチが食べられます。ランチメニューは日替わりで、有機農産物を多く使用した野菜の多い食事で、メニュー説明には使用されている野菜の栄養価などについて書かれています。私が選んだメニューは@にんじんのスープ、Aチキンのクリームカレー味でへーゼルナッツが入っています、これに野菜のサラダが付きます、Bクリームムース のセットで値段は8ユーロでした。
 味は塩味が若干濃いように思いましたが、チキンクリーム煮込みはたいへんおいしく、また野菜サラダも野菜の味が強く感じられました。
このサローネ・デル・グストには地元の小・中・高校生も学校、あるいはクラス単位で来ています。土・日曜日は家族連れで来場する人も多く、子どもの入場者も多くいます。

子ども向けの食育講座はいくつかあります。子どもの広場では食材を隠した箱に手を入れたり、においをかがせたりして、その中にある食材を当てる。というゲームです。当たればおもちゃがもらえます。また、スローフードをテーマに絵を描かせて、よい物はスローフードキッズカードのデザインにするそうです。
 

また、これは13歳までの子ども向けの講座でしたが、この広場では身近な食品(チーズ、チョコレートなど)を使い、五感を使う味覚テスト、@見る A触る B聴く(音) Cにおい D味 の五感を言葉にして書かせる。というゲームをしていました。この日は、日本ではあまり例がありませんが、「チョコレート」をテーマに味覚のテストが行われていました。
このチョコレートは@ホワイトチョコレート A牛乳の違うチョコレート2種類 Bビターチョコレート2種類(カカオ含量が75%と50%)と5種類が用意されています。
子どもたちは真剣に考えながら、五感で感じた項目ごとに記入していきますが、何を書いていいのかわからないといった場合は、このコーナーの担当員が、答えを導くようにアドバイスをしてあげます。ただ、感覚は年齢が少し上にならないとうまく表現できない子もいるとのことでした。

写真は5歳、8歳、10歳の兄弟が実際に食べています。このとき、子どもを連れてきた母親は口出しをすることなく見守っていました。チーズのときはヤギと牛のチーズの違いで、これは低学年の子どもにもわかりやすいとの話を伺いました。
   
 また、子どもの広場では、保護者が一緒にいてもよいのですが、子どもだけを1時間から半日くらい預かる、いわば託児をしながら、食に関するゲームなどを通して「食育」の機会を提供しているといえます。

COOPが主催している子ども向けの講座は、小さい子どもに(おもに8歳から10歳)「食べ物を知ってもらうことが大切」という主旨で開講していました。まず生産者を呼んで子どもに生産の過程を教えます。この方法は日本の食育でも取り上げられはじめていますが、この生産の過程を教えるという活動はCOOPだけではなく、イタリア各地で行われているようで、州ごとのブースでも実際に開かれている様子がパンフレットなどに掲載されています。 次に、4から5名をひとつのグループに分けます。このグループで相談をしながら一つの食品について何の食材が使われているかをクイズ形式で当てていきます。
例えば、パンであれば、使われている食材は「小麦、オイル、塩、酵母など」です。その一つでも当てる事ができれば、子供たちはパンが印刷してあるカードがもらえます。この食材が印刷してあるカードは「勝利のカード」と呼ばれています。またトマトであれば、どの州でとれるのか、収穫時期はいつか、どうして赤いのか(この質問は一番難しい)など、食材についても子供たちにいろいろな面から考えさせ、答えさせます。これも答える事ができればトマトのカードがもらえます。さらにトマトを使った料理にはどんなものがあるか?といった質問もします。その後はグループになって、もらったカードを使ってどのような料理ができるかをみんなで話し合います。このグループごとに手にいれた食材カードは他のグループのカードと交換したり、あるいはもらったりすることもできます。そして更に興味深いのは、グループで集めたカードを素材にして、つくれそうな料理が決まったら、グループで実際に料理を作らせることです。ときにはとんでもないような料理ができることもありますが、それでも指導者はゲーム感覚で食品や食材、料理を知ることのほうが大切であると考えているようです。これらのプログラムを終了すると、子どもたちに「修了書」が出ます。
このように知識だけではなく、子どもたちに実際に調理をさせることで、想像力や創作性を発揮させます。こういった機会を通して、子どもたちに食に関する興味を湧き立たせ、五感を通じた食の記憶体験を増やしていけるようなプログラム作りが工夫されているのです。
「調理をして食べる」ということは、単に生命活動のために必要な栄養素を摂るためという事だけではありません。食物を選択して選ぶ→調理する→盛り付ける→食べる→会話する→後始末をするという一連の行為は、生きる為に必要な環境適応能力を身につけるのにとても役立つものです。
以上のように、このサローネ・デル・グストは、食品の歴史、健康面や環境面の影響、生産者の重要な役割を理解し、消費者も食品に正しい価値を与えることができる、食に関して総合的な学びの場を提供しています。
第8回は2010年に開催される予定です。(次回のスローフード大会ツアーはNPO法人日本食育協会でも企画予定 詳細はホームページを参照 http://www.syokuiku-kyoukai.jp)
2年に一度饗される食の祭典「サローネ・デル・グスト」。めったに訪れる機会のない、北イタリア・トリノの景色と共に、世界の食育を学べる貴重な体験をされてはいかがでしょうか。

今後の「食育」の方向性に向けて
イタリアにおけるスローフードという概念を通しての食育活動は以上のようなものです。
わが国では、明治後期ごろまで育児には食・体・知・才・徳の5育があり、食育は子育ての基本、しつけの土台、分母、根幹でした。
1898(明治31)年版『通俗食物療養法』の著者、石塚左玄は「今日、学童をもつ人は、体育も知育も才育もすべて食育にあると認識すべき」と述べています。
また1903(明治36)年、報知新聞に連載された人気小説『食道楽』を通じて村井弦斎は、「小児には徳育よりも、知育よりも、体育よりも食育が先。体育、徳育の根源も食育にある」と表現しています。これが食育基本法の前文にある食育とはという考え方の基礎となっています。
2005年に食育基本法が施行されるまで、日本の教育には体育はあっても食育はありませんでした。この2008年は1月より中国の冷凍餃子に端を発し、「食品の安全性」を大きく揺るがす出来事が多く見られました。食のリスクは最終的には食品を選ぶ消費者が負います。食物が自分で勝手に口にやってくるわけではありません。自分の判断で賢く選び、自分の手で上手に賢く口に運ぶ子どもたちを育てるのが食育です。
しかし、親も子もだれもが多忙な今日、家庭だけの食育には限界があります。そこで栄養教諭などを中心とし学校、地域社会、管理栄養士や栄養士を含めた有資格者、食育基本法を施行する行政、メディア、民間企業とが連携し、力を合わせて食育活動を広めていかなくてはなりません。
食育基本法の施行によって、食育活動があちこちで盛んになってきました。食品の持つ機能性や基本の正しい栄養学について知識を学ぶ事はもちろん大切ですが、味覚をはじめとする五感を通じて「食の楽しさ」をも包括して学べる機会を取り入れる事。生産者と消費者がつながる機会を設けることもこれからの食育、栄養教育における大切な課題ではないでしょうか。
「その国の若者が食べているものを見れば、その国の未来がわかる」
(フランスのことわざ)
他国の食育も積極的に学び、より良い未来を創造していきたいものです。

最後に スローフード宣言より
「食の知識を得ること、食がもたらす価値ある喜びを享受するということは、今では投げ売りされる危機にある遺産が、失われやすいものであることを認識し、それを保護することを意味する。スローフードはすべての言語を話し、より良い未来を約束する」

◆小浜食育体験日帰り及び一泊ツアー終了報告

2008年8月21日(木)と22日(金)の2日間に亘り行いました「鯛を釣って、その場で捌いて食する」食育ツアーは、食育先進都市として有名な小浜市の協力を得て、小浜市の御食国(みけつくに)大使である砂田登志子理事を含め、34名(内子供、幼児10名)の参加を得て無事終了しました。注:御食国(みけつくに)とは、昔小浜が塩や海の食材を天皇に届けた土地であったことを示す。ほかに、淡路島や伊勢等も御食国。
初日の21日、午前07:30に大阪の西梅田を出発したバスは、途中激しい大雨の中、一路福井県小浜に向かいました。車内では、食育のビデヲを見たり、食育ソングを聴いたりし、あっと言う間に2時間が過ぎました。道中はずーと雨でしたので、鯛釣りは雨の中でする覚悟でしたが、到着する頃には、参加者皆さんの普段の善い行いのお陰か、雨もすっかり上がり、薄日も差してきました。
早速現地の皆様の指導の下、鯛釣りを始めました。オキアミを釣り針につけ、大きな生け簀に放たれている鯛を釣るわけですが、釣りは初めての人もいて、直ぐに釣れた人、なかなか釣上げれない人、何度もえさを取られてしまう人等、各人各様の貴重な体験をしました。鯛の大きさを写真に撮ったりして、大人も子ども十分楽しむことが出来ました。
 
 
さていよいよ鯛を捌くことになります。用意された出刃包丁等の使い方の説明をうけ、地元の人が参加者3〜4人に1名付き、熱心に教えてくださいました。(捌きの手順は、写真をご参照。)
捌いた鯛は、半身を刺身、半身を焼いて、おにぎり、味噌汁と共においしくいただきました。
 
 
 
食事が終わり、バスで小浜市の「若狭おばま食文化館」に移動、大熊館長の歓迎のご挨拶と砂田御食国大使のご挨拶を頂き、一階の展示コーナーを見学後、2階の伝統工芸コーナーで、若狭塗り箸の研ぎ出し、和紙の色紙漉き、瓦の表札作り、メノウの模様付けの中から各自が好きな工芸体験をしました。一番の人気は、若狭塗り箸の研ぎ出しで、40分もサンドペーパーで研いでいると、様々な模様が出てきて、マイ箸としてお土産にぴったりと思いました。
早く終わった人たちは、文化館の横の足湯につかりながら、前の海をのんびりと眺め、少しばかりの癒しの時間を過ごしたことでしょう。
 
 
現地集合と日帰りの人は、ここで終了し帰途に着きました。
一泊の方は、鯛を釣ったブルーパーク阿納の民宿に向かい、夕食後も砂田理事とゆっくりお話されたようです。部屋の前が海ですので、潮騒を聞きながらお休みされたことでしょう。
2日目は、前日悪天候のため、欠航した蘇洞門めぐりの観光船に乗った後、食文化館の付属レストランで昼食を取り、帰途小浜の明通寺に立ち寄りました。鬱蒼と茂る大木の中に、国宝の三重の塔と本堂が自然に溶け込んで何百年も存在していることに、感慨をおぼえたことでしょう。
 
最後に参加者のアンケートを一部ご紹介します。参加した方の感想は全員、食育の重要性といのちの重みを考えさせられた、大変よい体感ツアーとのことでした。
「鯛釣りは、生まれてはじめての体験で、バタバタと動いている命あるものを、自分の手で料理しておいしくいただく、命をいただいた事にあらためて感動しました。こういう体験をたくさんの人達にしてもらい、お陰さまで命は生かされている、命を大切に、少しでも世の中の役に立つ人生を、、、、、と思いました。」

◆夏休み野菜収穫体験ツアー実施報告

(関西地区)
2008年7月26日(土)の朝9時に京都駅に集合したのは、2歳から小学校までのお子様を含む総勢18名。この日京都は今年一番の猛暑日で直前にキャンセルの方も出たほどでした。 京都駅からバスで約30分、桂川近くの嵯峨野に目指す中村尚司さんの農地はあります。
  

到着後、中村さんから、収穫する野菜の品種による違いや野菜収穫の際の注意事項等を印刷した用紙をお配り頂き丁寧に説明をうけ、先ずは「なす」と「きゅうり」から収穫を始めました。 はさみを使ってツルを切るのですが、子どもにとっては初体験ですので、最初はおっかなびっくりの感じでしたが、次第になれ最後は一人で収穫することができました。 なすは、普通の形のなすに加え、大きく丸い米ナスや漬物に最適の水ナスも収穫しました。 その後、西瓜畑で西瓜の収穫をしましたが、子どもにとっては小ぶりのこだま西瓜も大変重かったのでしょう。収穫後西瓜を畑に落として割った西瓜もいくつかありました。太陽の熱で触れないほど熱く熱せられた西瓜ですが、割れた西瓜を畑で食べてみますと結構甘くおいしくいただきました。
  

中村さんの自宅で冷たい西瓜をご馳走になりましたが、自宅横の畑で取ったトマトを冷たい井戸水で洗って口にいれると、そのおいしいことは冷たい西瓜に負けないほどでした。取れたてのトマトは、色も真っ赤でトマト特有のにおいもあり、又ナスやきゅうりも自分の目で見て、指でさわり、鼻でにおいを感じるという普段余り使わない五感をいっぱい使った野菜収穫体験でした。
  

帰りには、中村ご夫妻さまから、なす、きゅうり、トマトに西瓜をお土産にいっぱい頂きました。中村様奥様ご協力大変有難うございました。
  
平成20年度日本食育協会主催夏野菜収穫体験(関西地区)
                     平成20年7月26日

皆様、非常に暑い中遠方より京都まで来て頂き有り難うございます。
少し説明させていただきます。

1. 我が家の概要
・ 場所:京都市西部に位置し、元々桂川を水源とした田園地帯でしたが市街化地域の
     指定もありここ30年〜40年前位から急速に開発が進み、新興住宅地と
     なり、今では農地は元の1/10程度となっています。
     しかし、この高田町区域は昔からの在所であり、この一画はかろうじて
     農地は残っている貴重な場所で、近くには名勝“嵐山”があります。
・ 我が家:働き手は私と妻(一部手伝ってくれる人あり)の2人で水田3アール、
      野菜2アールの計5アールで、畑に小さなビニールハウス3棟あります。
      我が家は元々農家ですが、私個人は7年前にサラリーマンを止め農業を
      継ぎましたので経験は非常に浅いですがその分自由にやっております。
・ 作付け野菜:ハウス3棟_半促成栽培&抑制栽培のきゅうり・トマト
        露地__なす・きゅうり・とうもろこし・枝豆・スイカなど
       で主に自宅横の露天で販売し、近隣の方などに買ってもらっている。

2. 本日の体験作物
・ なす___タキイ種苗の“千両二号”ですが、がくの部分に本来あるとげのない
       新しい品種です。また、泉州水なす・米なすなども一部植えてある。
・ きゅうり__タキイ種苗の“T−192”という品種で小葉で病気に強いので
        減農薬・無農薬に適する品種。
・ 小玉スイカ__収穫適期がやや済んでますが、黄色の小玉スイカです。
  もし、良ければ収穫はほぼ終了ですが、コンパニオンプランツを利用したハウス
  トマトを見学し、露店前で休息してもらう予定。

3. 持って帰ってもらう作物
@ なす__5個程度
A きゅうり__5本程度
B 子玉スイカ__1個
C トマト__2個程度
尚、収穫ははさみを使用しますので怪我のないように御注意下さい。     中村

(関東地区)
茨城県つくば市で食育を実践している「すみれ保育園」(林園長)の園児の皆様19名が地元の農家荒木丈夫ご夫妻の指導の下、トマト、なす、きゅうり、にんじん、枝豆を体験収穫しました。
  

協会ボランティアの上野宏さんにお手伝いしてもらいましたので、野菜収穫体験同行記を書いて頂きました。
  

3歳から5歳の園児が中心ですが、みんな一生懸命に野菜の収穫に向っている姿はなんとも見ていて楽しいものです。また機会があれば、活きた食育体験をさせてあげたいものです。


オジサンの野菜収穫体験同行記

      NPO法人 日本食育協会:上野 宏


7月28日 茨城県つくば市で食育に取り組む「すみれ保育園」の野菜収穫体験のお手伝いに参加。開業間もない「つくばエキスプレス」で東京からつくばへ。朝から空はカンカン照りで熱中症の予感。つくば駅では林園長先生と保育園で食育を指導されている協会の食育指導士の中村さんがお出迎え。陽が翳ってきたのにはホッと一安心。

保育園なんて何年ぶりのことだろう。ドキドキしながら園のドアを開けると早速女の子がワァ〜ッの手荒い歓迎。右手で抱き上げると「ワタシ、マリナっていうの」左手には「わたしはサオリ」外にも何人か足元にまとわり付かれましたが、もう手一杯。勘弁してもらい、小さな手に導かれて保育室へ。すると、更に波状攻撃で「ボク、5歳だよ」「ワタシは3歳」「ボクは・・・」「ワタシも・・・」分かりました、後でお話聞かせてね。

園長先生から今日の野菜採りの注意があり、園児19名は黄色の運動帽をかぶり送迎バスへ。昨今シートベルトの着用が法制化されたので一人ずつベルト確認。「ボク、独りで出来るの?」と尋ねると、すかさず隣のシートのノブヒコくんから教育的指導「この子、『ボク』じゃないよ。カズキって云う名前があるんだよ」

ごめんね、良く見たら黄色の帽子に一人ひとりちゃんと名前がありました。それにしても、キミ達、どうしていきなりオジサンに飛びついて来られるの。だって、オジサンは知らないオジサンだよ。どうしてキミ達、オジサンをまっすぐ見詰められるの。だってオジサンとは今会ったばかりじゃない。オジサンはキミ達の無垢な瞳に些かたじろいじゃいました。だって、オジサンがキミ達ぐらいの子供を育てたのはもう30年も昔の話。子供と向き合う感覚をナンダカ忘れていました。でも、そうだよね、キミ達は一人ひとり名前を持ち、人格を持っているんだったね。人間関係育成にも力を注ぐ林園長先生の取組みが察せられました。「補育」してもらったのはオジサンの方でした。

車中では、「おべんとうのうた」「しゃぼんだま」「ぶたさんブーブー」など大合唱。程なく農家の荒木さん宅に到着。ワラ道を走らない、苗床を踏まないなどの注意を受け、早速トマトから野菜採り開始。真っ赤なトマトがたくさんあったね。デッカイのはツルが太いのでオジサンがお手伝いしてチョッキン。ナス・キュウリは柔らかいので簡単にチョッキン。ニンジンが土の中でできるなんてみんなオドロキ。エイヤッと引き抜けば「おおきなカブ」のお話の世界、しりもち突いて大笑い。最後はエダマメ。みんな大汗かいて、荒木さんちの裏庭に戻ったらサプライズ、スイカ割り会場が用意されていました。目隠しはしなかったけれど、みんなで代わる代わる叩いたらスイカは真っ赤に割れました。種を飛ばして、指先で弾いて、みんな上手にお腹一杯食べました。お世話してくれた荒木さんご夫妻のくしゃくしゃの顔。農家の人も、みんなが喜んで食べる笑顔がやっぱり嬉しかったんだよね。お土産を沢山頂き、荒木さんご家族と野菜に感謝でさよならしました。

*児童保護のため、園児の名前は仮名としました。

◆田植えツアー

2008年6月7日(土)に白鶴酒造株式会社のご協力を得て、主催白鶴酒造、共催NPO法人日本食育協会の「田植え体験ツアー」が兵庫県で行われ、親子連れの27名様の協会会員が参加しました。当日は、梅雨空も一服し、お天気にも恵まれ、小さなお子様が田んぼの中で悪戦苦闘し、泣きだす子やどろんこ遊びに終始する子等、大変にぎやかでした。
白鶴酒造さんのクイズも面白く、田植え初体験の親の皆様も貴重な経験でしたと満足されていました。一緒に田植えをされました協会理事の長野先生ご苦労様でした。今年10月中旬に予定の稲刈にも又ご参加頂きたいと思います。

[田植え概要]
 ■日時  2008年6月7日(土)8:00〜16:00
 ■場所  兵庫県多可郡多可町中区村米圃場
 ■スケジュール(予定)
     8:00         JR三ノ宮駅集合
     8:30         送迎バス出発
    10:00         現地到着田植え準備
    10:30〜11:30   「白鶴錦」の田植え
    12:00〜12:45   昼食(お弁当)・クイズ大会
    13:00〜14:00   「白鶴錦」の田植え
    14:30         送迎バス出発
    16:00         JR三ノ宮駅到着・解散

「白鶴錦」田植え体験に参加しました。

平成20年6月7日(土)、兵庫県の三宮駅前にある東急イン前に8時15分に集合し、山田錦発祥の村「東安田」で、田植えをしました。
植える苗は、白鶴酒造のオリジナルの酒米である「白鶴錦」といって、山田穂と渡船(わたりぶね)を交配して作った「山田錦」のいとこくらいの関係にあるものだそうです。もちろん酒米なので食べることは難しいです。
我が日本食育協会からは、子どもも含め約30人の会員が参加しました。ほとんどの参加者が初体験で、全員地下足袋姿になり、がんばりました。
大人より子どもたちのほうが、すぐに慣れていたようです。みんな楽しそうに田植えをしました。
長野理事も田植えに参加しました。
小さい子どもはリタイヤしたり、泥んこ遊びをしたりで楽しんでいました。
午前と午後で、我が協会の持分を植え終え、達成感でいっぱいです。   大人も久々に泥にまみれて、楽しい一日でした。秋の収穫が楽しみです。
参加した皆さん、お疲れ様でした。             写真担当  鈴木 薫

田植えに参加された会員の鈴木 薫さんからの寄稿です。


◆第一回青島メタボ対策食育旅行


協会では、第一回青島メタボ対策食育旅行を1月25日〜27日迄(2泊3日)、中国の青島
で行いました。漢方医の健康診断・治療、太極拳、薬膳料理等、盛りだくさんなスケジュールを2泊3日で体験し、参加者から大変有意義とのご意見を頂きました。

青島メタボ対策食育旅行行程表
  都 市 名 交通機関 ス ケ ジ ュ ー ル 食 事 内 容
1/25(金) 成田 10:25
青島 12:45
NH927 着後桟橋、小魚山公園観光後、八大関錦繍園ホテルへ。健康診断と漢方医学先生との相談、漢方講座と中国医学治療の指導 夕食は薬膳料理。
              錦繍園ホテル
昼食:機内
夕食:薬膳料理
1/26(土) 青島   朝、太極拳の勉強。迎賓館、青島ビール工場見学。
*針灸などの治療
*中医マッサージ八大関別荘区散策
              錦繍園ホテル
朝食:ホテル
昼食:飲茶料理
夕食:海鮮料理
1/27(日) 青島 13:40
成田 17:35
NH928 朝、太極拳の勉強出発まで自由行動お買い物後空港へ 朝食:ホテル
昼食:機内
*病院にてメタボの診断。宿泊は、海に面した高級別荘地区のデラックスホテル。
*『漢方から見た長寿の秘訣』の講演(30分位)また、希望者には漢方医による診察や治療も一部受けられる。
*夜は、薬膳料理と新鮮な海鮮料理 (健康によい料理に特化)
*観光 オプション『足裏マサージ等』
海鮮料理 メニュー
@つきだし4品
A鯛のお刺身
B青島甘海老の茄で物
Cキスのから揚げ
D海鮮風スペアリブ
Eアサリの茹で物
F牛肉の炒め物
G海鮮春巻き
H旬の野菜あっさり炒め
Iお豆腐スープ
J焼き餃子
Kチャーハン
Lフルーツ

薬膳料理 メニュー
@ 淮杞と魚の煮物 (臓器の機能をよくする)
A 漢方薬と海老の蒸し焼き(滋養強壮作用になる)
B 漢方と魚の醤油つけもの(血液にいい)
C 百合とアスパラガスの炒め(解毒作用あり、肺にいい)
D 当帰と牛の尻尾の煮物(血液と腎臓にいい)
E 大豆、黒ナツメと鶏砂嚢の煮物(脾臓にいい。腫瘍に効き目あり)
F スープとアキレス腱のあんかけ(血液に補助作用あり)
G スペアリブと涼瓜の煮物(解毒作用あり)

◇青島メタボ対策食育旅行にご参加いただいた奥脇ご夫妻から「感想」をお寄せいただきました。(ご主人の奥脇様は、ある会社の旅行部門の責任者で、奥様は、専業主婦です。)

 「今回のツアーの第一印象は、非常に密度が濃かった点です。 2泊3日をフルに活用し、通常のツアーではあまり踏み込ま ない健康を柱として、健康・食事・観光と多くの体験が 出来ました。 太極拳の体験や漢方医の講義も興味深かったし、針も初めて体験できました。しかし、妻と二人で良く話すのは、食事のおいしかった ことです。 海鮮料理も薬膳料理、点心料理、どれも満足できました。 一緒に参加されました皆様、ありがとうございました。」

 尚、今回同行いただきました長野理事からは、「2泊3日では、少し短すぎる気がします。3泊4日のコースも検討したらどうですか。」とのアドバイスがございました。協会事務局としましては、今後更に内容も含め検討しなおし、特に中年男性にも関心を持っていただける内容の濃い「メタボ対策食育旅行」にしていきたいと思います。

以上
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