NPO法人日本食育協会 トップページ 日本食育協会について 活動状況 食育指導士とは 食育講座
活動状況
前年までの活動状況
◇2015年食育協会年間スケジュール

1月
     10日(土) 大阪 大阪調理製菓専門学校 食育指導士講習会 (※)

2月
      7日(土) 郡山  食育指導士講習会
     14日(土) 東京  食育指導士講習会

3月
     11日(水) 札幌 食育指導士講習会
     14日(土) 大分  食育指導士講習会
     15日(日) 福岡  食育指導士講習会
     16日(月) 福 岡 フォローアップ研修

4月
     26日(日) 東 京 食育シンポジウム

5月
     10日(日) 名古屋 名古屋短期大学 食育指導士講習会 (※)
     11日(月) 名古屋 食育指導士講習会
     24日(日) 長岡  食育指導士講習会

6月
      6日(土) 7日(日) 8日(月) 名古屋 上級食育指導士講習会
      9日(火) 名古屋 フォローアップ研修
     13日(土) 松本  食育指導士講習会
     20日(土) 21日(日) 墨田区 食育推進全国大会 

7月
     18日(土) 19日(日)      名古屋 上級食育指導士講習会

9月
      6日(日) 大田原 食育指導士講習会
     12日(土) 名古屋 食育指導士講習会
     26日(土) 東京  食育指導士講習会

10月
     17日(土) 18日(日) 19日(月) 郡 山 上級食育指導士講習会
     25日(日) 26日(月) 郡 山 上級食育指導士講習会

11月
      8日(日) いわき 食育指導士講習会
     14日(土) 15日(日) 東 京 東京都食育フェア
     15日(日) 大阪  食育指導士講習会
     21日(土) 帯広  食育指導士講習会

12月
      5日(土) 奄美大島 奄美看護福祉専門学校 食育指導士講習会 (※)
     13日(日) 徳島 四国大学 食育指導士講習会 (※)

(※)は、各種グループ、専門学校、大学、企業よりご依頼を受け実施した講座です。
 
 

◇「2015年度 食育シンポジウム」の実施報告

 4月26日(日)東京都(有楽町よみうりホール)にて
 〜『食育』と身体環境〜 をテーマに開催いたしました。

食育で育てていきたいものは何でしょうか。
思い浮かぶことは、調理。日本食。!?。 多くの場合作って食べることを考えてしまうかも知れません。
食育とは、「食べ物の選択や食事づくりができる」「日本の食文化を理解し伝えることができる」「心と身体の健康を維持できる」「食事の重要性や楽しさを理解する」「一緒に食べたい人がいる」「感謝の心」このようなことを育てていきたいと思います。
未来は、今日からの食育で変えることが出来るのではないでしょうか。
このシンポジウムが気づきや行動のきっかけになればこれほど素晴らしいことは無いと考えます。ご参加いただきましたことを感謝し、皆様お一人お一人が健康で満ち溢れる人生でありますことを願い、食育シンポジウムが開会いたしました。


*「食育シンポジウム」概略

 2015年4月26日(日)東京 よみうりホールにて約800名のご参加をいただき開催されました。最初に、主催者を代表いたしまして、当協会の小林修平理事長よりご挨拶。
 その後、講演@ 押上よしかつ店主 佐藤勝彦先生より『忘れられた東京の食材』をテーマに東京(江戸)の食文化を支え100万都市の胃袋を満たしてきた食材がどのような道を辿って行ったかについてお話を伺うことが出来ました。
東京(江戸)には、きれいな川と海そして土があり地産地消を当たり前のように行ってきました。京料理、加賀料理などはイメージしやすいのですが、東京の料理はどういうものでしょうか。実際の江戸料理とは、江戸城内の本膳料理が基本となります。
これは、現在の日本料理の基礎となる本膳を中心に、3膳から5膳の膳が並ぶ豪華なコース料理となります。
一方、江戸の味という面で、会席料理、屋台料理、居酒屋料理、一膳菜飯これらが江戸後期非常に発達し、これが東京の郷土料理として確立していきます。
江戸は、平和な時代が続き年々人口が増加していきます。流入してきた人々が、食料の野菜や料理方法、そして調味料といったものをもたらしました。
明治にうつり、町が作り替えられ、関東大震災や東京大空襲で壊滅的な被害が出る度にゼロから作り替えられて来たのが東京です。特に大戦後、東京の食材は地方の大産地化と安い海外の食料品の輸入などに押されて、その役割を終えてしまったといわれるほど衰退化しました。現在の東京の農業は小さい畑で一畝一畝違う作物を植えているような状況からか流通も非常にしにくい状況です。自給率は1%未満。また、生産者の高齢化もかなり進んでいます。
東京の食材は、この様な中でも作られています。人参は馬込三寸人参。小松菜は後関晩生小松菜、それと芯とり菜。かぶは金町小かぶ。唐辛子は内藤とうがらし。早稲田みょうが。東久留米の柳久保小麦。大豆は青梅。日本酒は23区で唯一残る小山酒造。狭山茶の最初は東京都の瑞穂町。等など。
最後に誰のための地産地消なのか? 
それは、我々の環境を守るために必要なのですと締めくくられました。
 講演A 公益社団法人 東京都武蔵野市歯科医師会前会長 辰野 隆先生より『食に接する最初の臓器“口”その重要性と食育』をテーマに“口”がいかに重要であるかを具体的にご講演していただきました。
はじめに、熊本県のお医者さん竹熊宜孝先生の言葉を引用される。「医は食に、食は農に、農は自然に学べ」。私たち医療に携わるものも食をきちんと見なければいけない。食は農業に、農業は自然に学んでいかなければいけない。本当にいい言葉です。健康長寿を目指してということ、歯や口の重要性、食べるを支える、なぜ歯科医師が食育なのか、をお話したいとおもいます。
70歳以上で健康について後悔していること
肉食獣の歯、草食獣の歯、どちらとも違う人間の歯。乳歯は上下20本、永久歯は親知らずを除くと28本。55歳から75歳の男女1000人を対象に、健康について今なにを後悔しているかというと1位は歯の定期検診を受ければよかった。2位はスポーツなどで体を鍛えればよかった。3位は日頃からよく歩けばよかった。
8020運動は平成元年達成者7%でした。平成23年では38.3%。現在は50%近くまで来ているというデータが有ります。
20本歯が有ると、認知症のリスクが低くなります。これは入れ歯を入れていてもいい結果が出ています。歯の本数が多いほど長生きします。食べられずに車椅子の生活をされていた患者さんが入れ歯を直してちゃんと食べられる環境を医師が作ったら、1週間後には歩けるようになってきました。
日本人の1回の食事での噛む回数は、11分間で620回。各時代背景、卑弥呼の時代、紫式部の時代、それぞれの文献を整理して、その食事を作って、カム回数を測定したデータが有りますが、今咀嚼回数はどんどん減っています。
サザエさんの食卓はご飯、お味噌汁、おかずが並んでいます。しかし、今の皆さんの食卓には、必ず飲み物がついています。学校給食でも牛乳がついています。そうするとあまり噛まずに飲み物で流し込んじゃうのです。血糖値にも影響が有ります。
食を学ぶか、食で学ぶか。皆さんはどちらですか。
食を通して何を学んだかということが大事だと思います。調理技術の向上だけでなく、人格の形成、家族の絆、五感の発達、感謝、そして思いやり。そういう子育てを楽しいと言い切る親を増やしたい。今よりもいい社会をこどもに残すために努力する大人を増やしたい。
そういう世界を、世の中を変えていくことを考えれば、やっぱりまず自分から変わりましょう。食育は社会を変える要素がほんとうにあると思います。感謝と希望の言葉で最後をまとめられ終わられました。
 講演B 国立研究開発法人理化学研究所イノベーション推進センター辨野特別研究室 特別招聘研究員 辨野義己先生に『腸内細菌が健康寿命を決める』をテーマにご講演いただきました。
21世紀は腸内常在菌の構造と機能が全面的に解明され、それを人類は自らの健康管理に応用しえる時代である。事実、1997年から2009年までに発表されたヒト腸内常在菌に関する論文数は右肩上がりに著しく増加し、総論文数は年間1000報を軽く超えており、いかに腸内常在菌への関心が高いかを物語っている。
腸内常在菌を構成している細菌が直接腸管壁に働き、消化管の構造・機能に影響し、宿主の栄養、薬効、生理機能、老化、発ガン、免疫、感染などにきわめて大きな影響を及ぼすことになる。腸内常在菌が生産した腐敗産物、細菌毒素、発ガン物質、二次胆汁酸などの有害物質は腸管自体に直接障害を与え、発ガンや様々な大腸疾患を発症するとともに、一部は吸収され長い間には宿主の各種内臓に障害を与え、発ガン、肥満、糖尿病、肝臓障害、自己免疫病、免疫機能の低下などの原因になるであろうと考えられている。
腸内常在菌がいかに生体防衛機能をコントロールし、疾病予防に関与しているかが分かる。
腸内常在菌の単分離・培養を介さないアプローチにより、ようやくヒトの腸内常在菌の全貌が見渡せるようになってきた。その結果、ヒトの腸管内には数多くの未分類の細菌が複雑な菌叢構造を作り上げて共生していることが明らかになった。これらの共生腸内常在菌の局在や分布、生物活性・機能と結びつけて総合的にこのエコシステム系を理解していくことが今後の課題である。今後、腸内常在菌の構成および機能解析がより進展することによって、新時代の『腸内環境学』の確立が期待されていると締めくくられました。

最後に、当協会を代表いたしまして渥美豊太郎専務理事より閉会の挨拶をいたしました。

次回は名古屋で開催いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

  
  
  
 *プログラム紹介

 はじめに

 本日は、「食育シンポジウム〜『食育』と身体環境〜」にご参加いただきまして誠にありがとうございます。

現在、私たちの取り巻く環境は日々変化しています。食を取り巻く環境においても、食生活の欧米化に拍車がかかり、ライフスタイルの変化や栄養のアンバランスなど偏った食生活によって、“生活習慣病の増加や低年齢化”が進んでいます。
更に、こころの健康に支障をきたした結果生じたと思われる問題も顕在化しています。

この様な時代背景から、次世代を担う子供たちのために、改めて「食育」の必要性が問われるようになってきました。
本日のシンポジウムでは、ご参加いただいた皆様方に「食育」への理解を深めていただくのはもちろんのこと、専門家の方々から様々な観点で「食育と健康」の重要性を伺い、今から実践できるきっかけとさせていただきたいと思います。
本日が皆様の「食育と健康」を考える機会となれば幸いです。                         
                             NPO法人日本食育協会

「食育シンポジウム 〜「食育」と身体環境〜」   順不同、敬称略

11:30  開場

13:00  開会 主催者挨拶    
        小林修平 NPO法人日本食育協会理事長

13:10  講演@「忘れられた東京の食材」
        佐藤 勝彦  押上よしかつ店主

13:40  講演A「食に接する最初の臓器“口”その重要性と食育」
        辰野 隆  公益社団法人東京武蔵野市歯科医師会前会長

14:35  講演B「腸内細菌が健康寿命を決める!」
        辨野 義己 国立研究開発法人理化学研究所イノベーション
        推進センター辨野特別研究室 特別招聘研究員

15:55  閉会の言葉
        渥美 豊太郎 NPO法人日本食育協会専務理事

16:10  終了

◇第10回食育推進全国大会

平成27年6月20日(土)、21日(日)の両日、東京都墨田区で開催されました。

会場;江戸東京博物館
    国際ファッションセンター
    墨田区総合体育館
    錦糸公園ふれあい広場
   区内各所(幼稚園、小学校、中学校、地域プラザ、他)

今大会は、「夢をカタチに!未来につなぐ豊かな食育〜手間をかけて“食で育む”人とまち〜」をテーマとし、多くの方たちの協力の下、食育を推進している方たちの表彰、ワークショップ、講演会、シンポジウムの開催、参加団体による食育活動の展示や体験コーナーなど多彩な催しが行われました。
食育推進全国大会は、食育推進運動を重点的かつ効果的に実施する「食育月間」に全国規模の中核的行事と位置づけ開催されています。

「食」は生きる上での基本です。私たちにとって毎日欠かせない「食」をめぐる様々な問題について、日頃から気になっている人も多いのではないでしょうか。
<1>「食」を大切にする心の欠如、<2>栄養バランスの偏った食事や不規則な食事の増加、<3>肥満や生活習慣病(がん、糖尿病など)の増加、<4>過度の痩身志向、<5>「食」の安全上の問題の発生、<6>「食」の海外への依存、<7>伝統ある食文化の喪失
皆で出来ることから始めましょう!
「食育」は様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることです。
内閣府・墨田区が開催いたしました食育推進全国大会は、3万9800名の来場者と各所地域イベントにも4万3600名の参加をいただき有意義な食育の輪を広げることが出来ました。

次回、2016年は福島県郡山市が開催地です。これからも皆様と共に食育を推進していきたいと思います。
   
   
   
   

◇第8回東京都食育フェア

 
2015年11月14日(土)・15日(日)の2日間、代々木公園ケアキ並木通りで、東京都食育フェアが開催されました。昨年は「デング熱」の為中止になりましたが、今年は1ヶ月開催を遅らせ実施されました。
大きく掲げられたテーマは「楽しみながら食を育もう!」
副題は、『食』について知り、考えよう
    『食』を選ぶ力を身につけよう
    『食』の魅力と楽しさを感じよう です。
雨の中での開催でしたが2日間共人が途切れることなく大変盛り上がりのあるフェアになりました。
ケアキ並木通りの両側を埋めた約70団体の出展は、それぞれが趣向を凝らした内容でお一人やご家族で見学されている方など皆さん興味深く説明を聞かれていました。
短期大学、大学、食品メーカー、各種法人の「食物・健康・食育」が一同に集合した東京都食育フェアは今年も見応えのある催しになりました。
2016年も10月又は11月に開催される予定です。皆様のご来場をお待ちしております。

   
   
   



以上
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